Mi BandユーザーがApple Watchを計1ヶ月使って分かったこと
実にブログの更新は3年半ぶりですか………。
どうも、れおんです。
特に書きたかったこともなく、ブログの更新は一切していませんでしたがTwitterを見ればわかるとおり普通に元気にしてます。
最近はガジェットに触ることにすっかりハマってるのですが、最近は発売されたばかりのApple Watch SE(44mmケース)を購入し色々使い倒してます。
しかし、iPad Pro(2018年モデル)を去年6月に購入してその完成度の高さに惚れ込み、以来ずっとApple贔屓はしていたつもりでしたが、どうしてもApple Watchについては必要性を感じることが出来ませんでした。
理由としては間違いなく前から持っていたMi Band 4の存在でしょう。
Mi Band 4届いた〜〜〜〜!
— れおん (@Le0nkn1ght) 2019年12月30日
スマートバンド初めてだからめちゃくちゃわくわくする pic.twitter.com/lfRRc7TSgq
Mi Band 5は結局いつ発売するんですかXiaomiさん?????
知らない人のために説明すると中国の家電メーカー、Xiaomiが去年から発売してるスマートバンドで、スマートウォッチ(Mi Band自体はスマートバンドですが)に求められる最低限が5000円未満で買えるということもあり購入。当時の僕はMi Bandの価格に対する機能性の高さには満足していて
「こりゃApple Watchはいらねえな…」
となってました。
Apple Watch SE着弾〜〜〜〜 pic.twitter.com/xI3Q9HZ8LH
— れおん (@Le0nkn1ght) 2020年9月26日
ですが、どういうわけか謎の引力に負けてしまい、今に至るわけです。Apple製品の人を惹きつける魅力ってコワイネ。
(8月末に一旦Series 3を購入したものの諸事情により2週間後に返品、現在はSEを利用中。)
ところで現在Mi Bandのようなスマートバンドを使ってる人の中には
「林檎時計なんてバッテリー持たないしコスパ最悪でしょw」
「そんなにスマートウォッチに多機能性求めてどうすんだよw」
なんて考えてる人もいるかも知れませんし、実際当初は自分もそうだったのですが
ちゃんと使ってみて分かった事が山ほどあるので文章として書き残しておきたいと思います。
久しぶりのブログで前置きクソ長いしめっちゃ大規模な記事になっちゃったけどぜひお付き合いください。
良かった点
文字盤を弄るのが楽しい
Apple Watchの文字盤の大きな特徴としてコンプリケーションというのがあるんですが、超雑に言ってしまえば最近iPhoneでもようやくホーム画面に置けるようになったウィジェットのようなもので、文字盤にバッテリー残量だとか現在の天気、気温だとか後述するアクティビティの状況を載せることが出来ます。
これを自分仕様にカスタマイズするのがなかなか楽しく、状況や気分に応じて文字盤をサッと変えられるのが良き。
Mi Bandだと本当に文字盤を変えられるだけなのでかなり大きな違いでしょう。
コンプリケーションを大量に置ける文字盤、コンプリケーションの詳細を表示することが出来る文字盤がある他にも、最近OSアップデートで追加された「ストライプ」という文字盤はストライプのパターン数、色を自由に選ぶ事が出来るので……
こういった推しアピールだったりうちのこアピールだったりに使える。楽しい。
フィットネスに対するモチベーションが上がった
これもApple Watchの大きな特徴として、アクティビティリングというものが存在します。
これはそれぞれ消費カロリー、エクササイズ時間、1時間おきに立った時間を目標値の何%出来ているかを視覚化したもので、今日一日どれだけ体を動かせてるかが一目でわかるのでこれが自分に対する運動のモチベーション向上に大きく貢献してくれた感じ。
Mi Bandも目標歩数を指定することはできるけど、飽くまで歩数「だけ」なので最近流行りのフィットネスゲームなんかにはほぼ無意味な目標……。
ちなみに僕はリングを埋めるためにたまにやる程度だったBeat Saberをほぼ毎日やるようになりました。簡単なExpert+譜面は完走できるようになったけど腕が死ぬ。
決済がほぼApple Watchのみで済む快適さ
FeliCaどころかSuicaにすら対応しているスマートウォッチが希少存在なのでこれはかなり強みだと思ってる。
Suicaばかりに目が行きがちだけど、Apple Payまるまる使えるのでQUICPayとかiDとかPontaとかも全部行ける。最近はPASMOもようやくApple Payに対応したので定期券はApple Watch上で管理ができる。
特に僕はiPhone 11をメインで使ってるので今のご時世、マスクを外さずに決済を済ますことが出来るようになったのはかなりストレスフリーに。
さらにStocardという色んなポイントカードを一つに纏めてくれるアプリがApple Watchに対応してるので、自分がよく利用してるヨドバシ、ビックカメラ、ニトリ、楽天ポイントも全部Apple Watchの中に入れることが出来る。超強い。
改札通る時腕を捻らないといけないじゃんなんてツッコミはしちゃダメだよ。
Siriとの相性の良さ
長らくiPhoneユーザーの癖にSiriを全く使ってこなかった自分なものの、Apple Watchだと手首を上げて話しかけるだけで反応してくれるというのはすごい楽で、頻繁に使うようになった気がします。
iPhoneとかだと「Hey Siri」のワンクッションが必要なのでそのワンクッションが無くなるだけでもこんなに変わるものなのか…と感じました。
ちなみに自分は料理する時のタイマー設定だとかルート案内で重宝してる。リマインダーの記録なんかにもかなり役立つと思う。
Mi Bandと比較した時計としての使い勝手の良さ
スマートバンドとスマートウォッチを比較すること自体が野暮なのを承知の上で伝えておきたいんですが……
・腕を上げて画面が点灯するまでのレスポンス
・最大輝度の高さ(あと輝度の自動調整の有無)
・純粋な画面サイズの大きさ
特にこの3つは雲泥の差。あとMi Bandは秒数が見れないのも痛い。
カメラのリモートシャッターが案外使える
これは8割方パンピぐらいしか使わないとは思うけど、iPhoneのカメラを起動してるときにApple Watchで写りを直接確認しながらシャッターを切れる機能がある。
三脚を使った夜景の撮影だとか自撮りだとかには便利。使う人は限られるけどね(2度目)。
健康に(それなりに)気を遣えるようになった
Apple Watchは心拍数が上がってると深呼吸をするように促してきたり、最近のOSアップデートで手洗いを検知すると自動で20秒タイマーが起動したりと、ちょっとした健康に関わるところでアシストをしてくれる。
余計なお世話と思う人もいるだろうけど自分は人に言われないとやらないようなダメ人間なのでそういう意味ではちょっと助かってる。
通知確認の情報量が多い
スマホに来た通知を転送するというのは他のスマートウォッチ(スマートバンド)でも出来ることだけど、Twitterに関しては画像まで確認できたり、その通知に対して反応を返す事が出来る(フォローされた通知ならフォローバック、リプライならふぁぼいいねとか)。
特に画像まで出してくれるのはありがたい。
良くなかった点
バッテリー持ちは言う程でもないけど…
先ず最初に伝えておきたいのだけど、よくあるApple Watch否定派の意見として
「バッテリーが18時間しか持たない」
というのがよく言われる。
しかし、これは飽くまで公称であり、普通に使ってればまず丸一日は余裕で持つレベル。自分の場合はフル充電から24時間経った段階でバッテリー残量が大体40〜50%ぐらいなので1日ぐらい充電をしなくてもそうそう充電が切れることはないと思う。
まあだがこの結果を見てわかる通り、結局何処かのタイミングで充電するルーチンを構築する必要はある。正直な話、バッテリー持ちがバッテリー持ちがって言う人達を見ると「一日一回の充電がそんなに苦痛か?」と思ってしまうし、Apple Watchが小さなスマホのようなものである以上、バッテリー持ちの劇的な改善は期待したところで恐らくムダ(Huawei Watchとかはかなりバッテリー持ちが良いと聞くけど機能性を含めてApple Watchと比較をするのはちょっと違う気がする。比較するならWearOS搭載のスマートウォッチでしょう)。
寝る前の1時間前とかは大体リングも埋まり切ってる頃だと思うので個人的にはその時間帯で充電するのをオススメ。
純正の睡眠アプリがザックリしすぎ
最近のOSアップデートで純正アプリとして睡眠時間を確認できるようになったが、これがあまりにもザックリし過ぎ。
Mi Fitアプリに慣れきっている自分的には睡眠の質などをしっかり分析していないことにモヤモヤを覚えてしまう。あとMi FitアプリはAndroid版限定になるけど、その日の睡眠結果をTwitterに直接共有する事が出来るのでそっちの方が使い勝手はいい。今後のアップデートに期待。
扱いがどうしても慎重になってしまう
これはどの製品にでも言える事なのでApple Watchに限った話ではないものの、スマートウォッチという外に常に剥き出しのままで使うモノである以上、何処かにぶつけて傷でも入ったらどうしよう……と考えてしまう時がある。
そういう意味合いだとMi Bandは5000円も出せば買えてしまう代物なので、あるガジェット系YouTuberが言っていたが雑に扱うことが出来るというのはある意味メリットなのかも知れない。
長期的に使うことを考えると、AppleCare+に加入するか何かしら保護フィルムやケースを用意して置いた方が良さそう。
結論
Apple Watch、過小評価されすぎでは…?
これがMi Band 4を1年近く使い続けた自分がApple Watchを約1ヶ月使って真っ先に感じた事。
最近は安価で高機能な所謂コスパの良い中華製品が台頭し始め、Apple製品は高いだけのゴミだのぼったくりだの好き放題言う人が多くなったような気もするけど、結局実際に自分で使ってみないとわからないことも多く、特に今回のApple Watchはその代表格とも言える製品だった。
Apple Watchは個人的にはとても気に入ったし価格なりにちゃんとした製品だと思う一方で、皆が皆必要なモノかと言われると間違いなくノー。やれることが多い分、実物を触って自ら良さを発見できるような人でないと価値を見出すのは難しいな、と思った。
そういう意味でも、先ずはお試しとして比較的安価に買えるSeries 3、もしくはSE(個人的にはSE超オススメ。理由は後述)をApple Storeで購入して2週間ほど使ってみるといいんじゃなかろうか……?
何故Apple Storeでの購入を勧めるのかと言うと、購入から2週間以内であれば返品が効くから。実際自分もSeries 3を買って2週間後に返品した事があるので、自分に合うかどうか分からないApple製品を買うつもりなら絶対にApple Storeで買った方がいい。
あと、Apple Watchは高めの最新モデルばかり注目されがちだが、今年は"Apple Watch SE"なるモデルも発表されてる。
これは去年発売されたSeries 5をベースに常時点灯、心電図機能を削ったモデルで後はSeries 6とほぼ全く変わらない働きをしてくれるのに3万円台から購入することが出来る“非常に丁度いいモデル“になってる(ただしSeries 6はカラバリが豊富で新色のブルーがめちゃくちゃカッコいい。欲しくないと言えば嘘になる)。
「Apple製品を買うなら高いモデルを買って見栄を張りたい……!」と言う気持ちは十分分かるけど決して最新モデルに拘る必要は無いよ、と言うことが伝わるとうれしいかな。
今文字数見返したら6000文字超えてるしめちゃくちゃ長くなってしまったけど、この記事がApple Watchに対する考えの参考になってくれるととっても有難いです。また何か駄文が書きたい事があったらまた書きます。
ではでは。
死ぬほど疲れた………