書き貯め処

Twitterでは言い切れない事をマイペースに投稿する(予定)

「ケモナー歓喜」に過敏なケモノコミュニティ

 

(画像参照:https://www.pixiv.net/artworks/11313122

れおんです。

普段は日記みたいな使い方をしてるこのブログですがちょっと自分の中で言語化しておきたいなーっていう話題があったので今回はそのお話を。若干思想が強い発言が多いかもしれないのでご注意を…

 

これを書いてるきっかけ

まずはこのCMを。

 

自分は普段テレビを見ないのでつい昨日このCMを知ったんですけど、所謂人間に化けてる狐(狐の耳と尻尾を生やしてる状態)と人間の出会いを描いてるやつで、

普通の人、またモフモフしたケモノが好きな人なら「ほーん」と見流すようなCMだと思うんですが、このCMに対して

 

どん兵衛のCMケモナーが泣いて喜びそう(原文ママ)」

 

と、あるユーザーがツイートした事をきっかけに

 

「全然違う」「ケモナーを怒らせてしまったな」

 

とかそんな感じのリプライや引用RTで溢れ返り、最終的にはこれを書いてる今もTwitterのトレンド入りをしてる状況です。

(こんなのでトレンド入りすんなよ…)

 

先ず何がいけないのか

日本のケモノコミュニティにおけるケモノと呼ばれるジャンルは、「全身が毛で覆われており、顔が動物のそれである」のが一定の基準になっていて(冒頭に貼ってるケモ度で言うと最低限2に該当)、

生身の人間が簡単なコスプレだけでなれるようなものはケモミミと呼ぶといった(ケモ度で言えば1に該当)暗黙の了解みたいなのがあります。

 

そこを単純に知らないで言ってしまったにせよ、あまりジャンルの事を知らないで「ケモナーが喜びそう」と言うのは普通に失礼じゃないかな…と僕は思ってます。

 

個人的に一番問題だと思ってるのが、ツイートした本人がその後に「ケモナーにガチギレされた」とか「ケモミミに対してケモナー歓喜というと過激派に怒られる」

と割と強めな言葉を使って訂正のツイートをしてるところですね。それ、火に油注いでない…?

挙句の果てには「過激派のせいでそういう目で見られるんだぞ」と悪態をついてるみたいですけど……。

(勿論、知らない人に対し失礼な態度で指摘をするのは論外ですしその人達を擁護する気は一切ないです)

 

何故「ケモナー歓喜」という言葉を警戒するのか

昔のことは自分もあまり知らないんですが、数年前にそれを巡ったちょっとした騒ぎみたいなのがありました。

あんまり多い文字は打ちたくないのでここでは詳しく語りませんが、上記の事象を見た上で下を見るとなんとなく分かるかなー、と。

 

https://news.nicovideo.jp/watch/nw2648030

(この記事の「実は炎上コンテンツだったゲーム版『けものフレンズ』」辺りです)

 

これ以外にも、ケモミミな女の子が沢山出てくる(恐らくケモノと呼ばれるキャラはほぼ0)ソシャゲで「ケモナー必見」と書いてる広告がたまに現れることでコミュニティ内でネタにされたりしてます。

(恐らく広告代理店側が好き勝手言ってるだけなので、断定は出来ないけど開発側は被害者かと)

 

また実際の話、ツイート検索をかけてみると単純にケモミミや尻尾が生えているキャラをコミュニティ内で言われる「ケモノ」だと思って「ケモナー歓喜」と言ってる人は結構いるようで、

それもあってコミュニティ内でそういうワードが警戒されてしまうのは致し方ないというふうには感じます。

 

じゃあ、どうすればいいの?

ものすごく単純な話です。

 

(他人が見れる所で)自分が興味のないジャンルに対して適当なことを言うのはやめよう!

それと併せて、

 

雑語りされたからって強い言葉を使って反論しようとするのはやめよう!

 

これに尽きます。

 

ケモノに限らず、あまり人に知られてない or あまりいい目で見られないような趣味って必ず何かしら持ってると思うんですけどその趣味が嫌な偏見を交えてベラベラ喋られるのって誰でも不快になると思います。

最近だと海外コンテンツとかがよく話題に上がったり。

 

なので少なくとも他人の目が行き届く場所で適当なことを喋るのは「自分がきっかけでコミュニティ間との分断を招いてしまうかも知れない」

という自覚を持つだけでもこういったバッシングを受けるような発言を回避することが出来る気がします。

 

あとはそれに対して強い言葉で指摘しようとするのもこれまた分断のきっかけになると思うので、指摘するにしても言葉を選ぶべきかな…と。

今回の場合少なくとも本人は反省はしているようなので本人の元に直接追撃するようなことは控えて欲しいですね…。

 

自戒も込めて、この話はおわり。